勉強会レポート NO1
先日 チェルノブイリへのかけはし 野呂美加さん主催の勉強会へ
参加して参りました。その時に勉強してきた事をレポート致します。
チェルノブイリ原発事故が起こった後、人体にどんな事が起きているのか・・・
この日は、現地の医師を招いての勉強会となりました。
今なお続いている健康被害について、正しい知識を知る事ができました。
みなさんにも是非 知ってもらいたい・・・・・。
1986年4月26日 チェルノブイリ原発事故が起こりその後、
ベラルーシから ブダコシリョワ地区へ避難した子どもたちに
どのような影響があったのか、それは事故から3ヶ月と少し経った頃から
鼻血、発疹、子どもが倒れる(気絶)、咳、子どもの白内障などだそうです。
当事の政府は、汚染されていない水、食べ物を
与えていれば大丈夫と考えていたそうです。ですが、子どもたちが避難した場所も
放射能汚染地域だった事が分かったのは、しばらく時間が経ってからの事でした。
日本とは違い、道路は土、草むらなども多く、雨や風、外で遊べば土ボコリが舞います。
その際、空気から吸い込んでしまった内部被ばくによるもの。
空気からの内部被ばくは、土、または空気~鼻~口(喉)~肺に回り
食べ物からの内部被ばくは、胃、腸、肝臓、血液に回る
(ガンになる前に循環器に影響がでる。)
また、目の粘膜も空気から被ばくをします。なので白内障や、視力の低下が起こります。
1987年3月~4月、又それ以降に妊娠した際での異変は
先天性異常、死産
脊髄の腫れ(脊髄ヘルニア)、赤ちゃんの足が内股に向いている、
離れていない指、手足の指の本数が多い、少ない
手首から先が無い、肺が片方無い、心臓に異常がある。など
出産時の母体の異変では、肝臓の働きが悪い、血圧が高い。などの症状もあった。
そして、1991年 9歳の女の子の甲状腺に異常が見つかり
1995年頃からは、甲状腺ガンの子どもが多くなった。
中でも、甲状腺の病気になった子どもは、事故当時0歳~3歳だった子が多いと
話していらっしゃいました。ガン以外での病気では、
セシウムは、筋肉に溜まりやすく、ストロンチウムは、骨に溜まりやすい。
よって、ガンだけではなく、心臓(心筋梗塞)や肝臓、脊髄の病気になる事もあります。
1998年、99年には、消化器官の疾患を持つ子どもが増えたそうです。
守る会でも 鼻血について何度も取り上げていますが、なぜ鼻血を注視するのか!
先生もおっしゃっていましたが、空気中から吸い込んだ放射能によって、
粘膜が弱くなるそうです。体質的に弱い子は影響を受けやすく
同じ量の放射能を吸い込んだとしても、体重の多い子より、
体重の少ない子の方が影響を受けやすいそうです。また、
5歳までは、汚染されていない食べ物を与えて欲しいとも、おっしゃっていました。
けっして人事ではなく、現実に起きてしまったこの大惨事に
今まで、たくさんの事を経験されて来た貴重なお話をして頂きました。
この事も話したい、あの事も話したい教えたいと先生の気持ちが、本当に今の日本を
心配しているのだなと思いました。
これから、数年の時間が経った時の日本は、いったいどうなっているのか・・・・・
みんな笑顔でいて欲しい。健康でいて欲しい。元気いっぱいでいて欲しい!!!
2011年12月6日 13:14
とても良い勉強会に参加されたんですね
いつも報告ありがとうございます。
現地の医師のお話などはなかなかお聞きする機会もないですよね。
野呂さん、最近甲状腺腫れてません?
気のせいかな。
2011年12月12日 01:00
kuraさんへ
あらま!全然気づかなかった
今週 野呂さんにお会いするので、聞いてみるね。
大丈夫でありますように・・・・。